2018年7月27日 「雀々の流儀 5」
今池ガスホールでの“雀々の流儀5”(第66回毎日落語会 桂雀々独演会)
上方の落語家さんの独演会へ行く機会がなかなか無く、唯一桂雀々師匠の会だけは、昨年の雀々40周年独演会に続き今回で2回目です。
今回は、開口一番が二ツ目の入船亭小辰(いりふねていこたつ)さんの「鈴ヶ森」。スッキリとした口調で声もよく、今後の活躍が楽しみです。
雀々師匠は、豪華客船に乗った枕からなぜか「鶴満寺(かくまんじ)」、二席目に「鯉舟」。仲入り後は「八五郎坊主」でした。私はどれも初めて聴く噺で、どうも上方においてもあまり高座にかけられない噺ということです。ストーリーよりも演者の力量で楽しませる噺で、雀々師匠のちょっとオーバーな仕草にはぴったりでした。