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落語見聞録

2017年9月22日  立川志の輔 独演会



土岐市文化プラザでの「立川志の輔 独演会」。
今一番チケットの取れない落語家の一人である志の輔師匠がこんな身近で聴けるチャンスは中々ないと思い、気合を入れてチケット発売初日の9:00ピッタリにパソコンのキーを叩きました。
・・・が、繋がったのは30分後。土岐市でもこんなに人気だとは!
(おっと失礼)

一席目「みどりの窓口」
枕にリニア新幹線と予想通りの展開でした。これは新作落語なのですが、もはや新作というよりも安心して笑える磨かれた古典といった感じで、あまり落語を聴いたことがない人にお勧めできる噺の一つです。私自身もこの噺を聴くまでは、古典オンリーでしたが、新作を聴くきっかけとなった噺です。

二席目「井戸の茶碗」
場所が土岐市ということで選んだネタなのでしょう。私にとっては偶然にも7月の一朝師匠、8月の甚語楼師匠、そして本日の志の輔師匠と3ヶ月連続の「井戸の茶碗」。同じ噺でも三者三様でそれぞれに聴きごたえがあり、この違いを楽しむのも落語の魅力の一つかもしれません。
志の輔師匠は各所にくすぐりをちりばめ、登場する“くず屋”も少しデフォルメした師匠らしい井戸の茶碗で、会場も大満足でした。